インドに行くしかない。
「マインドコントロール」の続き。
出家直前にマインドコントロールから解放されたものの、親を捨て?家を捨てる?気持ちだった人間が、元の仕事にすんなりと戻ることは簡単にできなかった。年度始めだったので学校勤めの話はすぐに来たが、やる気がおこらず断った。
しばらくはゆっくり休もう。でも、その先どうやって生きていこうか。自分の中で見通しが全く立たない。
母との時間を大切にしたいと思った。私が出家をとりやめることを話した時、「どこにも行かないで!」と泣いた母。二人で毎日のんびり(ダラダラ?)とすごした。でも、どこか不安。
高弟達が教団を離れるきっかけになったことは、インドでおこったある運動。私は彼らに会って同じようになる予感がした。この時はインドの詳しい話はなく、その運動について書かれた本を何冊か紹介された。早速読んで、やはり私もマインドコントロールから解放され変わった。そして、きっぱりと教団を離れ、信仰もやめた。
まずは本を次々と読んだ。読むだけでなく、体験してみたいと思い、運動を紹介していたヒーラーの開催するセミナーに参加した。次第に、インドに行かないことには、私の中では先に進めないと感じるようになっていった。
インドには半年後行くことになった。3週間の滞在。日本の山奥で一生を信仰一筋で生きようと思っていたことなど考えられない。夢の中のよう。
インドではほとんど施設内で、宿舎と講義室を移動するだけの毎日。生まれてからの自分の感情を十分に味わうというようなことをやっていた。私の場合、怒りや哀しみがいっぱい出てきた。そして、自分を変えようと思っても変えることができないことを知り、そのままの自分でいいことに気づくことになる。いろいろな体験があったと思うのだけれど、今はもうあまり思い出せない。
帰国後、仕事の話もトントンと進み、学校に再復帰した。男性を好きだという感情も自分の内側では素直に認められるようなった。ただ、セクシャルマイノリティーズの当事者でありながらトランスジェンダーとゲイとの違いも知らず、どこかにゲイに対する偏見も持っていて、情報を得ようともしていなかった。それが2年前のこと。
さらに解放されるには、もう少し時間が必要だったみたい(まだ、続く?)。


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